【imidas】「ワシントン拡声器」とは何か 日米外交の背景③

「ワシントン拡声器」とは何か 日米外交の背景③

一方で、資金力がある者の声のみが外交に強く反映されていく。企業であれ個人であれ、自らの望む方向に向けて様々に働きかけるのは「政治」の常であるが、こと日米外交となると、その圧力の創出の可否が完全に資金力の有無にかかり、そこから作り出された圧力が実際には日本製であっても、「アメリカ」のベールを被り、実の声の主がわからない状態になりながら日本社会に強烈な影響を及ぼすことになってしまう。

そしてこれら一連の対日影響力の形成は遠いワシントンで行われ、言語の違いも相まって、日本社会の側の検証や批判から逃れている。ワシントンにおける日本の政策決定過程も、日本の人々によって監視され、議論され、評価されねばならない。

何かが発表される際には必ず誰かの意図が働いている。市民もメディアも「その源は何か」を意識して外交問題を捉え、外交にも民主主義が及ぶよう監視していかねばならない。