国政野党に超党派のリベラル派議員連盟が発足へ 米民主党議員と連携狙う 基地問題の情報共有

【東京】国民民主党の屋良朝博衆院議員らが3月にも野党超党派でリベラル派の議員連盟を立ち上げる。米民主党の主要議連「プログレッシブ・コーカス」と連携し、二国間や国際的な課題に対応するのが狙い。沖縄の米軍基地問題の解決にもつなげたい考えだ。2月28日、国会内で設立準備会合を開き、幅広く賛同を呼び掛けることを確認。4~5月の大型連休に訪米する方針だ。

会合には立憲民主党の逢坂誠二政務調査会長や、沖縄等米軍基地問題議員懇談会の近藤昭一会長らが出席した。

米民主党のプログレッシブ・コーカスは現在、米大統領選の民主党候補指名争いをしているサンダース氏らが中心のリベラル派議連。屋良氏らの構想は、その日本版だ。環境問題や人権、富の再分配など「国境を超える課題」(屋良氏)について双方で情報を共有し、相互の政策に反映させたい考えだ。

その中の課題には、沖縄の米軍基地問題もある。1月、屋良氏や近藤氏らは米ワシントンを訪れ、プログレッシブ・コーカスのメンバーら、上下院の議員と面談した。

屋良氏は、日米両政府が米軍普天間飛行場の移設先とする辺野古の軟弱地盤の問題や、普天間第二小学校で児童が逃げ込むシェルターを造らざるを得ない現状を伝えた。反応から「沖縄の現状や正しい情報が、まったく米側に伝わっていない」と感じたという。その場で、日本でもリベラル派議連を立ち上げる考えがあることを伝え、歓迎された。

屋良氏は「米側と情報交換を密にして、多様性を認める民主的な社会をつくりたい。在沖米軍基地問題の解決にも、大きなてこになる」と強調。将来的には、ヨーロッパなど価値観を共有する議員とも連携を広げたい考えだ。