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講師:芦澤久仁子(NDシニアアドバイザー)

アメリカの民主主義を考える ―2016年大統領選における市民の政治参加を例に―

今年1月にトランプ米政権が誕生してから、アメリカの民主主義の行方が注目されている。法の支配や報道・言論の自由を無視するような大統領発言、白人至上主義の広まり、移民やLGBTをはじめとする社会的マイノリティー差別の顕著化など、アメリカの伝統とされてきた多元的な民主主義が揺らいでいるとして、日本でも懸念を持つ人が多い。他方、少なくとも50万人がワシントンに集まるなど、米歴史上最大のデモとされたウイメンズ・マーチのように、市民の積極的な活動も全国的な規模で盛り上がりをみせている。国内情勢が流動的なアメリカで、民主主義の重要な要素である「市民の政治参加」の実情はどうなっているのか。

ワシントン在住の芦澤久仁子NDシニアアドバイザー(アメリカン大学講師)が、昨年の米大統領選を例に、アメリカの人々がどのように選挙に関わったかを紹介する。そして、トランプ政権成立後の市民の政治参加の状況や、それが及ぼす影響を考察する。さらに、アメリカにおける政治参加の具体的な仕組みやその問題点を参考に、今後の日本における外交・政治への市民参加のあり方を考える。

日時

2017/06/30 Fri.18:30開場
19:00〜20:45

会場

弁護士会館5階 502A-C
住所:〒100-0013 東京都千代田区霞が関1丁目1番3号
地図

最寄り駅

霞ヶ関駅(B1-b出口より直通)
桜田門駅(5番出口より徒歩8分)
日比谷駅(日比谷公園を通り徒歩8分)

参加費
1000円(会員・学生は無料)
講師

芦澤久仁子氏(NDシニアアドバイザー、アメリカン大学講師、アジアリサーチカウンシル・ジャパンコーディネーター)
タフツ大学フレッチャー法律外交大学院博士課程(国際関係論)を修了後、英国オックスフォード・ブルックス大学(准教授)を経て、2012年から現職。米国ウッドローウイルソン国際学術センター、東西センター、ライシャワー東アジア研究所において招聘研究員も務める。
主な研究分野は日本外交、日米関係、アジア地域機構、グローバルガバナンス。
著書である”Japan, the U.S. and Regional Institution-Building in the New Asia: When Identity Matter (Palgrave Macmillan)”が大平正芳記念賞を受賞(2015年)。International Studies Review, the Pacific Review, Journal of Peacebuilding and Development等の英文学術各誌に研究論文を多数発表。2016年6月より、「WEBRONZA」の政治•国際ジャンルのレギュラー筆者も務める。
※「WEBRONZA」の記事はこちらよりご覧いただけます。

言語:日本語