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新外交イニシアティブ オンラインイベント

コロナ禍で進む辺野古新基地建設の現状—これまでの裁判と今後の展望にふれながら

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新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、沖縄県名護市では辺野古新基地建設が着々と進められ、総工費は膨らみ続けています。防衛省沖縄防衛局は昨年10月、辺野古新基地建設のための埋め立て工事を、予定区域の4%で完了したと発表しました。

この新基地建設についてはこれまで多くの裁判が提起され、現在も争われています。裁判で議論されている論点は、安全保障のみならず、今後の日本の地方自治や法治国家のあり方を考える上でも重要です。しかし、裁判の経緯や意義が十分に知られているとはいえません。

今回、NDでは、沖縄県の代理人である加藤裕(ゆたか)弁護士をお招きし、一連の裁判をわかりやすく解説いただくとともに、今後の展望やその含意を議論します。また、「辺野古」県民投票の会元代表でND研究員でもある元山仁士郎氏(博士課程在籍)も登壇し、新基地建設の現状についてお話します。

おりしも2月3日には、「辺野古サンゴ移植訴訟」の判決が出されます。加藤弁護士から最新の裁判報告を伺う絶好の機会です。皆様、どうぞご参加ください。

日時

2021/02/05 Fri.18:30開場
19:00〜21:00

会場

オンライン会議システム「Zoom」を用いて行います。

参加費
1000円(ND会員、学生、プレスは無料) *運営活動費等に充てるため、有料としております。ご理解いただきますようお願い致します。
お申込み方法

※参加申込みの際に、ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。もしZoomリンクが届かない場合は、お手数ですがinfo@nd-initiative.orgまでご連絡ください。

【非会員】参加をご希望の方は、こちらよりお申込みください。ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。
※クレジットカード決済はVISAもしくはMasterのみご利用可能です。

【学生・プレス】参加をご希望の方は、こちらよりお申込みください。ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。

【会員】ND会員の皆様は、こちらよりお申込みください。ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。

*オンラインイベントは「Zoom」を使用して行います。開始までにZoomソフト(またはアプリ)をインストールしておいてください。なお、Zoomのインストールとアクセス方法について簡単なマニュアルをご用意いたしました。こちらからご入手ください。大変恐縮ですが、上記マニュアル以外のZoom使用方法についての個別のお問い合わせには対応しかねますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

登壇者:加藤裕(かとう・ゆたか)

弁護士。沖縄・辺野古新基地建設をめぐる訴訟代理人。沖縄県憲法普及協議会事務局長、ネットワーク九条の会沖縄事務局長。沖縄弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長、沖縄県公害審査会会長などを歴任。那覇市情報公開訴訟、東京HIV(薬害エイズ)訴訟、大田知事職務執行命令訴訟、琉大セクハラ訴訟、沖縄靖国訴訟、普天間基地爆音訴訟、辺野古アセス違法確認訴訟、高江通行妨害禁止訴訟、B型肝炎訴訟、辺野古埋立承認取消訴訟などを担当。主な共著書・論文に『憲法と沖縄を問う』(法律文化社)「安保体制下・復帰後の沖縄と憲法・安保」(法律時報増刊『安保改定50年 軍事同盟のない世界へ』)ほか。

登壇者:元山仁士郎(もとやま・じんしろう)

1991年生まれ、沖縄・宜野湾市出身。「辺野古」県民投票の会元代表。国際基督教大学教養学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、一橋大学大学院法学研究科博士課程、沖縄施政権返還期の米軍基地をめぐる研究を行う。2014年SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)、2015年5月SEALDs、同年8月SEALDs RYUKYUの立ち上げ/中心メンバー。2018年4月から大学院を休学し、「辺野古」県民投票を実現する「辺野古」県民投票の会の代表を務める。 2019年1月には県民投票の全県実施を求めるハンガーストライキを実行した。

司会:猿田佐世(さるた・さよ)

新外交イニシアティブ(ND)代表/弁護士(日本・ニューヨーク州)。沖縄の米軍基地問題について米議会等で自らロビーイングを行う他、日本の国会議員や地方公共団体等の訪米行動を実施。研究課題は日本外交。基地、原発、日米安保体制、TPP等、日米間の各外交テーマに加え、日米外交の「システム」や「意思決定過程」に特に焦点を当てる。著書に、『自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」』(角川新書)、『新しい日米外交を切り拓く 沖縄・安保・原発・TPP、多様な声をワシントンへ』(集英社)、『辺野古問題をどう解決するか-新基地をつくらせないための提言』(共著、岩波書店)、『虚像の抑止力』(共著、新外交イニシアティブ編・旬報社)など。