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◆緊急開催◆ND政策提言発表オンラインシンポジウム

台湾問題に関する提言―戦争という愚かな選択をしないために―

衆議院選挙が迫る中、目下の日本の安全保障課題は「台湾有事」であり、この点についての政策は選挙でも大いに議論されなくてはなりません。新外交イニシアティブ(ND)では、この度、政策提言「台湾問題に関する提言―戦争という愚かな選択をしないために―」を緊急発表します。

今年4月の日米共同声明では、「台湾の平和と安定の重要性」が盛り込まれ、日本政府はアメリカと一体となって中国と対峙する姿勢を明らかにしました。しかし、中国を事実上の仮想敵と見なし「抑止力の増強」を図るのみでは、安全保障環境はますます悪化する一途であり偶発的な衝突の危険性も高まります。甚大な被害を避けるためには、いかにして衝突の危険性を低下させるかという道筋を、冷静に検証することが必要です。

新外交イニシアティブ(ND)では、日米の安全保障の専門家とともに、「台湾有事」はどのように回避すべきか、抑止力を機能させるために欠かせない「安心供与」はいかに具体化しうるか、研究を重ねてきました。

今回のシンポジウムでは、岸田政権の防衛政策や総選挙後の日本における安全保障の在り方も議論しながら、提言を発表します。

日時

2021/10/11 Mon.17:30開場
18:00〜19:45

会場

オンライン会議システム「Zoom」を使用して行います。

参加費
無料(定員300名) *政策提言書の研究・調査、印刷、イベント運営活動費等へのご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。
お申込み方法

参加をご希望の方は、こちらよりお申込みください。ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。

*もしZoomリンクが届かない場合は、お手数ですがinfo@nd-initiative.orgまでご連絡ください。

*オンラインイベントは「Zoom」を使用して行います。開始までにZoomソフト(またはアプリ)をインストールしておいてください。なお、Zoomのインストールとアクセス方法について簡単なマニュアルをご用意いたしました。こちらからご入手ください。大変恐縮ですが、上記マニュアル以外のZoom使用方法についての個別のお問い合わせには対応しかねますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

●登壇者
・柳澤協二(元内閣官房副長官補/ND評議員)
・半田滋(防衛ジャーナリスト/元東京新聞論説兼編集委員)
・猿田佐世(ND代表/弁護士)

●Zoom登壇
・マイク・モチヅキ(米ジョージ・ワシントン大学准教授/ND評議員)
・岡田充(共同通信社客員論説委員)

●ビデオメッセージ
・津上俊哉(現代中国研究家)

柳澤協二(やなぎさわ・きょうじ)

元内閣官房副長官補/ND評議員。1970年東京大学法学部卒とともに防衛庁入庁、運用局長、人事教育局長、官房長、防衛研究所長を歴任。2004年から2009年まで、小泉・安倍・福田・麻生政権のもとで内閣官房副長官補として安全保障政策と危機管理を担当。現在、NPO国際地政学研究所理事長。

マイク・モチヅキ(まいく・もちづき)

ジョージ・ワシントン大学准教授。ハーバード大学にて博士号取得。専門は日本政治および外交政策、日米関係、東アジア安全保障。南カリフォルニア大学およびイェール大学で教鞭をとり、ブルッキングス研究所シニア・フェロー、ランド研究所アジア太平洋政策センター共同部長などを歴任。2001年から2005年、ジョージ・ワシントン大学エリオットスクール(国際関係学)のAsian Studies(アジア学)のためのガストン・シグール記念センター所長。現在は、同センター日米関係部長を務め、また同センターの「アジア太平洋における記憶と和解」研究・政策プロジェクトの共同責任者も務める。

半田滋(はんだ・しげる)

防衛ジャーナリスト/元東京新聞論説兼編集委員。獨協大学非常勤講師。法政大学兼任講師。下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社。2007年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞。

岡田充(おかだ・たかし)

共同通信社客員論説委員。共同通信香港、モスクワ、台北支局長。拓殖大客員教授、桜美林大非常勤講師を経て現職。東アジアの外交・安全保障を中心に執筆。著書に「中国と台湾対立と共存の両岸関係」「尖閣諸島問題領土ナショナリズムの魔力」など。「21世紀中総研」で「海峡両岸論」http://www.21ccs.jp/ryougan_okada/index.htmlを連載中。

津上俊哉(つがみ・としや)

現代中国研究家。1980年東京大学卒業後、通商産業省に入省、在中国日本大使館参事官、北東アジア課長、経済産業研究所上席研究員を歴任後、文筆評論活動へ。2017年1~3月今後の米中関係調査のため米国ワシントンDCに短期滞在。著書に「中国台頭」(2003年サントリー学芸賞受賞)、「中国台頭の終焉」(ともに日本経済新聞社刊)、「米中貿易戦争の内実を読み解く」(2017年PHP研究所刊)等がある。

猿田佐世(さるた・さよ)

新外交イニシアティブ(ND)代表・上級研究員/弁護士(日本・ニューヨーク州)。沖縄の米軍基地問題など外交・政治問題について米議会・政府に対し自ら政策提言活動を行うほか、日本の国会議員や地方公共団体等の訪米行動を実施。米議員・米政府面談設定の他、米シンクタンクでのシンポジウム、米国連邦議会における院内集会等を開催。研究課題は日本外交。特に日米外交の「システム」や「意思決定過程」に焦点を当てる。