番組の概要
国境を越えて日本の多様な声を届ける「新外交イニシアティブ(略称ND)」の猿田佐世代表が、11月24日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」にレギュラーコメンテーターとして生出演しました。この日は振替休日でしたが、紅葉のシーズンで多くの観光客で殺到する京都のオーバーツーリズムや、大分市の大規模火災の状況などが話題として取り上げられました。
京都のオーバーツーリズム対策 次世代型路面電車(LRT)の導入と課題
午前8時半ごろ、京都駅前のバス乗り場の状況が生中継され、観光客と思われる人たちが行列を作っている様子が映し出されました。観光客による京都市民への影響について行われた調査では「公共交通機関が混雑して迷惑した」と答えた人が85%に上ったことが分かりました。こうしたオーバーツーリズム対策として、京都商工会議所が次世代型路面電車(LRT)の導入を行政に提言する方針を発表したことが紹介され、各コメンテーターが発言しました。
猿田代表は「LRTは20年ぐらい前に京都で導入が検討されたのですが、自動車との兼ね合いが難しくて、それでとん挫した経緯があるのですね。環境の面でも、オーバーツーリズムの面でもLRTは素晴らしいのですが、それを導入するためには自動車の流入を抑えていくとか、LRTの駅でのパーク・アンド・ライド、つまり、LRTの駅まで車で来て、駅で駐車し、LRTに乗り換えていけるように駐車場の整備をするなど、今、自動車に頼っている方が満足のいくくらい公共交通機関を充実させていくということと併せてでないと、また反対の方が増えてしまうということがあります。ですので、都市全体を見ながらの計画が大事なのではないかと思います」と述べて、LRT導入への課題を指摘しました。
大分市の大規模火災 空き家の権利処理問題
この後、大分市佐賀関の大規模火災について話題が移り、焼け落ちた住宅や悲嘆にくれる被災者の声が映し出されました。被災者の生活再建支援について意見を交換しましたが、猿田代表は「これから街の再建をしていかなくてはなりませんが、今回これだけ燃え広がってしまった理由の中に、高齢の方が多い地域で空家率も高くなっていることがある。空き家だと火が出ても気付けなかったり、あっという間に燃え広がったりする。街の再建の中で、空き家を解体して、そこを緑地にすることで、元に戻すコミュニティーは火事に強い街へ、というようなことをしていかないといけない。ただ、空き家を解体するにはその所有者を見つけなくてはいけないし、所有者が相続人に相続人を重ねて何十人というようなことがあって、これからが本当に課題が多い。火事はだんだん収まって鎮火に近いと思いますが、長い道のりを見据えながら一歩一歩着実に、と思います」と、街の再建にあたって空き家の権利処理の難しさを語りました。
※番組は放送から数日後に無料動画配信サービス「TVer(ティーバー)
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