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【ワシントン発 米国上院議員に知事と面談提案 鳩山元首相】(琉球新報 2/8)
【ワシントン=座波幸代本紙特派員】訪米中の鳩山由紀夫元首相は6日、民主党有力議員のエリザベス・ウォーレン上院議員、ダイアン・ファインスタイン上院議員と相次いで会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題や米国の核戦略などについて意見を交わした。ファインスタイン議員に対し、鳩山氏は「できれば翁長雄志知事の訪米時に会っていただけないか」と知事との面談を提案した。
辺野古移設以外の代替案について、ファインスタイン議員は「日米両政府が決めたことを覆すというのは非常に難しい話ではないか」と指摘。一方、日本政府が新基地建設を強行する沖縄の現状について、「初めて聞いた」と驚き、「米政権関係者と話をしてみたい」と述べたという。
ウォーレン議員とは、トランプ米政権の新たな核戦略指針「核体制の見直し(NPR)」について意見を交わし、鳩山氏は「日本政府だけではなく、一般の人々の考え方、見方にも耳を傾けてほしい」と、福島や広島、沖縄を訪れるよう呼び掛けた。