河野外相が文書確認拒否 オバマ政権下での核維持要望

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【河野外相が文書確認拒否 オバマ政権下での核維持要望】(朝日新聞 5/16)

「核なき世界」を掲げるオバマ前米政権の発足当初から日本政府が米議会諮問委員会に核兵器維持を訴えていたことについて、河野太郎外相は15日の参院外交防衛委員会で、日本政府が主張した詳細の確認を拒んだ。諮問委が非公開だったためと繰り返した。

諮問委の事務局長だったポール・ヒューズ氏は、5月初めに訪米した藤田幸久参院議員(国民民主党)ら野党議員に「非公開だったが、国会議員に説明できるかどうかを決めるのは日本政府自身だ」と述べた。

藤田氏は15日の参院外交防衛委で発言に触れ、日本政府が2009年の諮問委で示したとされる、米国の核兵器が「持つべき望ましい特性」に関する文書の確認を要請。河野氏は諮問委が「対外的に議論を明らかにしない前提で行われた」として、文書の有無も明らかにしなかった。(藤田直央)