沖縄・玉城知事インタビュー 「首里城復元への気持ち 長く持ってほしい」

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【沖縄・玉城知事インタビュー 「首里城復元への気持ち 長く持ってほしい」】(北海道新聞 11/21)

沖縄県の玉城デニー知事は20日、札幌市内で北海道新聞のインタビューに答え、正殿などが焼失した首里城(那覇市)の再建に向け、道内を含む国内外から寄付が寄せられていることに感謝を示した上で「復元してほしいという気持ちを、小さくても長く持ち続けてほしい」と呼び掛けた。

玉城知事は本土復帰50年となる2022年までに再建計画をまとめる考えを強調し「首里城は沖縄人(うちなーんちゅ)の魂。復元したときに一緒に喜びを分かち合えるまで、道民は県民との絆を大事にしてほしい」と訴えた。

玉城知事は沖縄の基地問題を全国で語るトークキャラバンで、19日に来道。年明けに道内で予定される日米共同訓練で、米海兵隊の輸送機「オスプレイ」が航空自衛隊千歳基地で補給する可能性があることに関し「沖縄の重大な懸念が全国に広がることが危惧される。基地問題を自分ごととして考えて」と語った。

カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)の道内誘致に関する鈴木直道知事の判断については「北海道全体に経済的な波及効果があるかは課題や懸念がある。鈴木知事は道民と対話し、納得のいく判断につなげてもらえれば」と述べた。