プログレ議連を設立/国政野党 屋良氏、事務局長に

【東京】国政野党議員ら約40人でつくる「日本プログレッシブ議員連盟」の結成総会が11日、国会内であり、県選出の屋良朝博衆院議員(国民)が事務局長に就いた。会長には立憲民主党の中川正春・元文部科学相が就任した。県選出議員では参院議員の伊波洋一(無所属)、高良鉄美(同)両氏も加わった。

中道・リベラル議員間の連携を図り、米民主党最大議連の一つ「プログレッシブ・コーカス」と直接対話できるパイプを構築するのが主な狙い。新型コロナウイルス感染拡大の影響から、まずは米側の議連関係者とビデオ会議する予定。ドイツなど他国の同様のグループとの連携も模索する。

屋良氏は「新自由主義の中で貧富の差が顕著になった。社会の課題を解決していく延長線上に沖縄の米軍基地問題がある」と強調。

米側議連との議論を通じ「(軍事上の)沖縄の地理的優位性などの固定観念もほぐしていきたい」とした。

日本総合研究所会長の寺島実郎氏が基調講演した。