出版(調査・研究)

米中の狭間を生き抜く

対米従属に縛られないフィリピンの安全保障とは

編著:猿田 佐世
発売日
発売
かもがわ出版
定価
1430円(税込み)

「NDアジア太平洋プロジェクト」では、日本の外交・安全保障政策の転換を図るため、アジア太平洋地域における米軍の展開や接受国・地域の状況を調査・研究しています。

フィリピンでも現地調査を行い、スペイン・日本・アメリカによる支配の歴史を経て主権を勝ち取ってきた歴史や、その1つの帰結として米軍基地の全撤去に至った経緯、その後米軍の一時駐留を認めながら基地は断固拒否するなど、米中の狭間で自国の安全保障を探る強かな外交の在り方などについて研究してきました。

この度、フィリピンについての調査・研究をまとめた書籍『米中の狭間を生き抜く―対米従属に縛られないフィリピンの安全保障とは―』(かもがわ出版)を出版することとなりました。

目次・詳細

米軍基地を市民力で撤去し30年、「米軍基地なき安保」の実態は?
米国一辺倒の日本にフィリピンのしたたかな外交は可能か?

目次

序 論
第一章 変化するフィリピン外交
第二章 米中の争いに物申す東南アジア
第三章 在比米軍基地閉鎖への道程
第四章 基地撤去後の経済・基地跡地利用の現状
第五章 フィリピンの「米軍基地なき安保」
第六章 揺らぐ米比関係
終 章 提言:したたかな外交と、国民主権と ~フィリピンの経験から学ぶこと~
あとがき

プロフィール

・猿田 佐世(さるた さよ)
新外交イニシアティブ(ND)代表、上級研究員、弁護士(日本・米 NY 州)。1977 年生まれ、愛知県出身。立教大学講師、沖縄国際大学特別研究員。早稲田大学法学部卒業。コロンビア大学ロースクールにて法学修士号取得。アメリカン大学国際関係学部にて国際政治・国際紛争解決学修士号取得。米議会などで政策提言活動を行うほか、沖縄の人々や日本の国会議員の訪米活動を企画する。研究課題は日本外交。基地、原発、日米安保体制、TPP 等、日米間の各外交テーマに加え、日米外交の「システム」や「意思決定過程」に特に焦点を当てる。著書に、『新しい日米外交を切り拓く』(集英社)、『自発的対米従属―知られざる「ワシントン拡声器」』(角川新書)、共著に『辺野古問題をどう解決するか―新基地をつくらせないための提言』(岩波書店)、『虚像の抑止力―沖縄・東京・ワシントン発 安全保障政策の新機軸』(新外交イニシアティブ編、旬報社)、『白金猿』『白金猿Ⅱ』(金平茂紀・白井聡氏と、かもがわ出版)など。

・元山 仁士郎(もとやま じんしろう)
1991 年、沖縄県宜野湾市生まれ。「辺野古」県民投票の会元代表。国際基督教大学教養学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、一橋大学大学法学研究科博士課程。SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)、SEALDs RYUKYU の立ち上げ/中心メンバー。

・島村 海利(しまむら かいと)
1988 年、高知県生まれ。ND 研究員、弁護士(弁護士法人響/第二東京弁護士会所属)。香川大学法学部卒、九州大学法務学府実務法学専攻修了。法務博士(専門職)。安保法制違憲訴訟に携わる。

・三宅 千晶(みやけ ちあき)
沖縄県那覇市出身。ND 研究員、弁護士(早稲田リーガルコモンズ法律事務所/第二東京弁護士会所属)。早稲田大学法学部卒、早稲田大学大学院法務研究科修了。法務博士(専門職)。

・巖谷 陽次郎(いわや ようじろう)
ND事務局長。東京都出身。首都大学東京(現・東京都立大学)法学系卒(うち1年間ウィーン大学へ留学)。在学中から ND の設立に携わり、卒業後は事務局次長として組織運営を行うとともに、プロジェクトの企画・運営も担当。2021 年より現職。

・新外交イニシアティブ(ND)
日米および東アジア地域において、外交・政治の現場に新たに多様な声を吹き込むシンクタンク(NGO)。幅広い声を外交・政治に反映するために、研究活動、情報発信、政策提言を行い、働き掛けを続けている。

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