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新外交イニシアティブ オンラインシンポジウム

ドイツは現在の安全保障情勢にどう対応しているか―米国との関係を中心に  ~ドイツ与党SPD国会議員団長を迎えて

日本同様に第二次世界大戦における敗戦国であり、大規模な米軍基地を擁するドイツ。米国の同盟国であり、また、世界有数の経済大国であるという点も日本と共通しています。

近年、ドイツは安全保障の視野をアジア太平洋地域に広げており、この夏にも、この地域にフリゲート艦を派遣し、英仏の艦艇とともに共同訓練を実施するとしています。もっとも、66%のドイツ国民が米中対立では「中立」を選ぶとの世論調査の結果も出ています。

また、日米地位協定の改定は過去一度もなされていませんが、ドイツでは、日米の地位協定に相応するボン補足協定について、ドイツ国内法の尊重義務を米兵に課すなどの改定もなされています。トランプ政権下では米国との関係の悪化が指摘され、在独米軍基地の縮小も喫緊の外交課題となっています。

ドイツの米国との関係、在独米軍基地のあり方、インド太平洋地域に派兵するドイツの意図、現在の国際関係についてのドイツ国民の受け止めなどについて、ドイツ政権与党・社会民主党(SPD)の国会議員団長(兼外交担当)であるロルフ・ミュッツェニヒ氏に最新の状況をお話いただきます。また、日本からは立憲民主党幹事長の福山哲郎氏にご登壇いただき、ご意見を伺います。

日時

2021/03/10 Wed.17:30開場
18:00〜19:30

会場

オンライン会議システム「Zoom」を用いて行います。同時通訳(日本語—ドイツ語)がつきます。

参加費
1000円(ND会員、学生、プレスは無料) *運営活動費等に充てるため、有料としております。ご理解いただきますようお願い致します。
お申込み方法

※参加申込みの際に、ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。もしZoomリンクが届かない場合は、お手数ですがinfo@nd-initiative.orgまでご連絡ください。

【非会員】参加をご希望の方は、こちらよりお申込みください。ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。
※クレジットカード決済はVISAもしくはMasterのみご利用可能です。

【学生・プレス】参加をご希望の方は、こちらよりお申込みください。ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。

【会員】ND会員の皆様は、こちらよりお申込みください。ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoomリンク先URLが届きます。

*オンラインイベントは「Zoom」を使用して行います。開始までにZoomソフト(またはアプリ)をインストールしておいてください。なお、Zoomのインストールとアクセス方法について簡単なマニュアルをご用意いたしました。こちらからご入手ください。大変恐縮ですが、上記マニュアル以外のZoom使用方法についての個別のお問い合わせには対応しかねますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

登壇者:ロルフ・ミュッツェニヒ(Rolf MUETZENICH)

連邦議会議員、社会民主党(SPD)国会議員団長。 2002年より社会民主党所属の連邦議会議員。ケルン大学で政治学、歴史、経済を学び、1991年にブレーメン大学より博士号(政治学)を取得。1976年に社会民主党入党後、ノルトライン=ヴェストファーレン州議会議員及び連邦議会議員のスタッフとして主に政治分野を担当。2002年より連邦議会の外交委員会に所属し、外交及び安保政策分野で活動。連邦議会の中近東作業部会の委員長(2006-2009)、社会民主党の外交政策スポークスマン(2009~2013)を歴任。2013年より社会民主党の外交・安保・人権作業部会の副委員長を務める。2019年より、社民党国会議員団長に就任。

登壇者:福山哲郎(ふくやま・てつろう)

参議院議員、立憲民主党幹事長。1962年生まれ。1986年、同志社大学法学部卒業後、大和証券株式会社に入社。1990年、松下政経塾入塾。アリヤラトネ博士と出会い、スリランカの農村開発・サルボダヤ運動を実体験。1995年、京都大学大学院法学研究科修士課程修了(政治学・行政学専攻)。1998年に参議院議員(京都府選挙区)に初当選、現在4期目。その後、民主党政調会長代理、民主党地球温暖化対策本部事務総長、参議院環境委員長等を歴任。鳩山由紀夫内閣(2009~10年)では外務副大臣に就任し、地球温暖化問題、核軍縮、国際協力等に取り組む。菅直人内閣(2010~11年)では内閣官房副長官を務め、官邸外交に携わるとともに、東日本大震災では原発事故の収束と米国との協議等を行った。下野した後は、参議院外交防衛委員長、参議院安全保障法制特別委員会理事等を歴任。
2017年、立憲民主党の結党に参加し、幹事長に就任。現在、立憲民主党幹事長、参議院外交防衛委員会委員、京都芸術大学客員教授。著書に、『フェイクの時代に隠されていること』(共著、太田出版)、『2015年安保 国会の内と外で』(共著、岩波書店)、『原発危機 官邸からの証言』(ちくま新書)等がある。

司会:猿田佐世(さるた・さよ)

新外交イニシアティブ(ND)代表/弁護士(日本・ニューヨーク州)。沖縄の米軍基地問題について米議会等で自らロビーイングを行う他、日本の国会議員や地方公共団体等の訪米行動を実施。研究課題は日本外交。基地、原発、日米安保体制、TPP等、日米間の各外交テーマに加え、日米外交の「システム」や「意思決定過程」に特に焦点を当てる。著書に、『自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」』(角川新書)、『新しい日米外交を切り拓く 沖縄・安保・原発・TPP、多様な声をワシントンへ』(集英社)、『辺野古問題をどう解決するか-新基地をつくらせないための提言』(共著、岩波書店)、『虚像の抑止力』(共著、新外交イニシアティブ編・旬報社)など。