【琉球新報 3/5】

「米国防長官、沖縄に共感」
鳩山氏、米議員の報告紹介

 

鳩山由紀夫元首相は4日那覇市内で講演し、2月の訪米活動を報告した。鳩山氏は、米国の国会議員を通じて得た話として、マティス米国防長官が辺野古新基地建設問題について「沖縄の人々にシンパシー(共感、同情)を持っているが、その思いを持つ人が周囲におらず、自分自身1人だから解決が難しい」と話していたと明かした。

鳩山氏は訪米中、バーニー・サンダース上院議員ら上下両院の議員やスタッフなどと面談。普天間飛行場移設問題の解決策が「辺野古が唯一」ではないと説明し、沖縄訪問や知事訪米の際の面談への協力を求めた。鳩山氏は「議員スタッフは基地問題をよく理解していたが、議員本人はほとんど知らない人が多かった。スタッフ止まりでなかなか議員まで問題が伝わらない現実を垣間見た」と述べた。

そんな中である議員の一人から「何が私にできるのか」と問われ、鳩山氏はマティス国防長官に直接沖縄の実情を伝えてほしいと頼んだという。後日、事務所を通じて確認したところ、マティス国防長官が沖縄の人々にシンパシーを持っていると話していたと報告されたという。

鳩山氏は、かつて国防長官だったウィリアム・ペリー氏も辺野古移設案の不完全性に言及していると指摘した上で「沖縄の米軍基地に赴任経験を持つ2人の国防長官がこのような発想を持っていることは重要だ。マティス氏にはさらに理解を深めていただければ」と期待感を示した。