基地問題「沖縄の思い共有」  名古屋市長、玉城知事と面談  「飲まなやっとれん」  不自由展でぼやきも

【基地問題「沖縄の思い共有」  名古屋市長、玉城知事と面談  「飲まなやっとれん」  不自由展でぼやきも】(琉球新報 8/20)

玉城デニー沖縄県知事は20日、名古屋市の河村たかし市長と同市役所で面会した。玉城知事は19日に同市で開催した、沖縄の米軍基地問題を全国に発信する取り組み「トークキャラバン」について報告した。河村市長は「名古屋の市街も(大戦中の)空襲で3分の2は焼けた。つらい思いを共有し名古屋で応援できることがあれば(応援したい)」と応じた。

玉城知事は、欧州4カ国が米国と結ぶ米軍の地位協定に関する県の比較調査についても紹介し、「沖縄からもどんどん情報を発信したい」と述べた。

日本では原則として米軍に国内法を適用しない立場を取っていることや、全国知事会で日米地位協定改定に関する提言が出されたことを説明された河村市長は「(欧州では国内法を米軍に)原則適用しているわけか」「(日本政府は)何も言えないわけか、結局は」などと語った。

話題は企業進出など経済振興にも及び、玉城知事から「沖縄にお越しの際は大歓迎、大歓待します」と持ち掛けられると、河村市長が「最近はとんでもないことばかり起こるもんでやけくそでよ。酒飲まなやっとれんでよ」とぼやく場面も。愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」を巡る問題が念頭にあったようで、玉城知事が「沖縄で泡盛を傾けながら癒やしていただければ」となだめた。

玉城知事は20日、愛知県庁で青山桂子副知事とも面会し、県が沖縄の日本復帰から愛知県に事務所を構えて集団就職に対応してきたことや、愛知の県人会の取り組みなどについて意見を交わした。